東亜建設技術株式会社は、「浸水検知システムによる危機管理の有効性検証」の実証実験を開始しました。
なお、同実証実験は「福岡市実証実験フルサポート事業」に採択されたプロジェクトとして実施するものです。
■実証実験の概要
豪雨発生時等、非常時における適切な状況把握を可能とし、避難判断の迅速化等を目指すため、IoT機器を活用し、浸水状況を遠隔・リアルタイムで把握する浸水検知システムについて、ため池現場での適切な運用環境や技術的課題の検証を行います。
■防災DXソリューション「浸水検知システム」の概要
「浸水検知システム」とは、LTEネットワーク対応の通信機器を内蔵した低コストかつ小型な浸水検知センサを、河川やため池、用水路、アンダーパス等に設置することで、浸水状況のクラウド上での収集管理を可能とするWebアプリケーションシステムです。
センサが浸水を検知した際は、地図機能(GIS)を有した浸水検知システムの画面上で警告が表示されるため、浸水状況が位置情報とともに見える化されます。
この情報をメールやLINE通知等により防災担当者や施設管理者に周知することで、適切な避難判断と住民の方々の円滑な避難行動につながるものです。
機器の導入コストを抑えることで多くの箇所へ設置することができるため、面的な状況把握を実現します。